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スキーのルール(1)

アルペン競技用品に関するFISルールの日本国内大会での適用について

 FISアルペンレースで使用する競技用品に関し、FIS競技用品委員会がスキーの長さ半径について新ルールを提案し、2000年10月のFIS理事会において別紙資料のとおり正式に承認されました。
 これに伴い、この新ルールの日本国内での適用について、本連盟は201−2002シーズンからFISルールを遵守した競技運営及び強化を行う方針を定め、取扱うことといたします。
 これは、この新ルールが、競技の安全性と公平性の確保を目指して定められたという背景を考慮しての結論です。詳細については以下のとおりです。
・2001−2002シーズンは、アルペン競技用品に関するFISルールを日本国内におけるFIS公認大会に適用する。したがって、日本国内のFISポイントレースに出場する全ての選手に対し、FISルールに則った競技用品の使用を義務付ける。
・2001−2002シーズンは、SAJ公認大会(国内、インカレ、インターハイ、全中大会含む)において、本ルールの提要を推奨する。また、SAJA・B公認以外の大会(ローカル大会)についても同様に本ルールの適用を推奨する。
・2002−2003シーズン以降は、日本国内におけるFISレース並びにすべてのSAJ公認大会にFISルールに則った競技用品の使用を義務付ける。
 なお、SAJ公認以外の大会(ローカル大会、メーカー主催大会等)については引き続きFISルールの適用を推奨するものとする。


マテリアルルールについて
2000年10月22日(日) FIS理事会決定

1.アルペン用スキーの規格
スキーの長さ(下限) 2000/01 2001/02サイドカーブ(最低半径) 滑走面の幅(下限)
DH 155p 女子 37m以上  女子  40m以上  60o(許容幅なし・シーズン初め)
男子 40m以上 男子 40m以上
FIS推奨値:40m以上
SG 女子 33m以上 女子 33m以上
男子 33m以上 男子 33m以上
GS 女子 23m以上 女子 21m以上
男子 23m以上 男子 21m以上
FIS推奨値
SL 女子 制限なし
男子 制限なし
childrenT 130p 14m 14m以上
childrenU 17m 17m以上
2.ビンディング・プレート・スキーの高さ・ブーツソールの高さの規格
ビンディング・プレート・スキーの合計 ブーツソールの高さ 備考
女子 55o 45o
男子 50o
childrenT・U 95o 01/02以降90o
 
測定方法:
参考:実際は、メーカーで表示されています。

3.長さの測定

スキーの形状に沿って測定(Unwound length)

4.サイドカーブの半径の測定
スキーの一番細い部分(ブーツ中心のマーキング)からスキーのトップとテールへの長さを測定する。スキーのテールとトップからの形状によって、全体のスキーのサイドカット(フレックス)が実際と変わらないように、スキーテールでは後方への長さの90%、トップでは前方への長さの80%の部分でスキーの幅が測定される。サイドカットの弧は次の方程式を元に計算される。